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タイトル :企業集団内の統一会計基準の性質と組織構造
別言語のタイトル :Characteristics of Uniform Accounting Standards in Corporate Group and Organization Structure
著者 :加井, 久雄
公開者・出版者 :新潟大学経済学会
刊行年月 :2017-9
掲載誌名 :新潟大学経済論集
巻 :103
開始ページ :41
終了ページ :53
ISSN :0286-1569
抄録 :本稿は,多国籍企業を念頭に企業集団内で統一的に採用された会計基準の性質と会計単位と生産単位の最適な距離の関係を分析するものである。金融庁が2015年4月に公表した「IFRS 適用レポート」によれば,IFRS の任意適用を決定した理由または移行前に想定していた主なメリットとして一位に順位付けした項目別の回答数が最も多かった項目は,「海外子会社等が多いことから,経営管理に役立つ」であった。海外での事業活動を活発に行う企業は急激な環境変化に対応しなければならず,単に各国の会計基準に準拠して作成された親会社や連結子会社の単体財務諸表を基にIFRS に準拠した連結財務諸表を作成して海外企業との比較可能性の向上を目指せば良いというものではなく,企業集団の経営管理の基盤としてIFRS のような統一的な会計基準を据える必要性が高いのだろう。このような状況にあるにもかかわらず,私の知る限り,経営管理の観点からIFRS 適用を論じた学術研究はない。本稿は,経営管理の観点からIFRS 適用を検討するという点で新しい。本稿は,会計研究分野で標準的な利益操作を伴うモラル・ハザードのモデルを利用して会計基準の性質と組織構造の関係を明らかにした。まず第一に,会計管理者と生産管理者の間の最適な関係は,会計管理者の生産管理者への助言活動に対する企業価値の感応度が増加するほど,疎遠にした方が良い。両者の最適な関係は,会計管理者の生産管理者への助言活動に対する生産管理者の業績指標の感応度が増加するほど,疎遠にした方が良い。両者の最適な関係は,会計管理者の業績操作に対する生産管理者の業績指標の感応度が増加するほど,親密にした方が良い。第二に,会計管理者の生産管理者への助言活動に対する企業価値の感応度が増加するならば,会計管理者を動機づけるために,助言活動が影響を与える生産管理者の業績指標の利用度を増やすのが良い。会計管理者の生産管理者への助言活動に対する生産管理者の業績指標の感応度が増加する場合,会計管理者を動機づけるために,助言活動が影響を与える生産管理者の業績指標の利用度を増やすべきかどうかは状況に依存する。会計管理者の業績操作に対する生産管理者の業績指標の感応度が増加するならば,会計管理者を動機づけるために,会計管理者の業績操作が影響を与える生産管理者の業績指標の利用を減らすのが良い。第三に,会計管理者の生産管理者への助言活動に対する企業価値の感応度が増加するほど,最適な正味の企業価値は増加する。会計管理者の生産管理者への助言活動に対する生産管理者の業績指標の感応度が増加するほど,最適な正味の企業価値は増加する。会計管理者の業績操作に対する生産管理者の業績指標の感応度が増加するほど,最適な正味の企業価値は減少する。
資料種別 :紀要論文
言語 :jpn
フォーマット :application/pdf
URI :http://hdl.handle.net/10191/47992
fullTextURL :http://dspace.lib.niigata-u.ac.jp/dspace/bitstream/10191/47992/1/103_41-53.pdf
出現コレクション:02 新潟大学経済論集 = The journal of economics, Niigata University

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